病名 | 眼瞼けいれん(がんけんけいれん) |
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部位 | 眼瞼 |
主な症状 | 眼瞼のけいれん |
眼瞼の一部が時々ピクピクと瞬間的にけいれんする状態(線維束収縮)があります。違和感はあるものの、痛みなどはありません。開瞼も正常です。一度起こると、時々何度か繰り返します。 またそれとは別に、眼瞼けいれんは、眼瞼を閉じる筋肉が過剰に緊張してまぶたが開きにくい状態があります。その際は神経内科で治療を行います。
線維束収縮は、ごく一部分の神経の表面の被膜が障害されて起こります。疲労時によく起こります。
線維束収縮は、その症状から判断します。ただ、眼瞼以外にも全身的に同様のけいれんが多発するようなら、全身の神経の病気(多発性硬化症など)であることがあり、注意が必要です。
線維束収縮は、普通1〜2週間で自然に治ります。 開瞼困難な眼瞼けいれんでは眼輪筋へのボツリヌス菌毒素の注射をする事があります。また、難治症例では眼輪筋の切除術が行われる事もあります。