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角膜真菌症

症状の解説

初期は軽い眼痛・異物感・流涙等で始まり、病気の進行と共に痛みなどの症状は強くなっていきます。原因の菌の種類にもよりますが、多くの場合進行が比較的ゆっくりです。病巣が角膜中央に及ぶと霧視(かすみ目)や視力低下を自覚します。重症化したり、薬物での治療が奏効しなかったりした場合、多くの症例で視力が低下します。

主な原因

角膜への真菌感染によって発症します。 感染を起こすきっかけとして多いのは植物の葉や枝での外傷(目のけが)・免疫不全状態・長期のステロイド点眼の使用歴等です。

必要な検査

細隙灯顕微鏡検査。
真菌培養検査。

治療法

適切な抗真菌剤点眼薬での長期的な治療が最重要です。その重症度に応じて、抗真菌剤内服や点滴での治療が必要になったり、入院による管理が必要になったりすることもあります。角膜の濁りが強く残った場合等、最重症の場合には角膜移植手術が必要になることがあります。

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