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静脈瘤

症状の解説

下肢の血管がボコボコと腫れ、同時に脚がむくんだり、だるさ、重さ、こむら返りを生じます。進行すると、下肢が痒くなり湿疹が生じて皮膚が黒ずんできます。熱感を生じ、さらに進行すると潰瘍が出現することがあります。

主な原因

通常、下肢の静脈血は循環して心臓に戻りますが、血液の逆流を防止するために静脈には弁があります。その弁が壊れると血液が逆流するために血管がこぶのように膨らみます。立ち仕事に従事する方に多くみられます。

必要な検査

ドップラー聴診器にて血液逆流音を確認し、超音波(エコー)検査で血管の大きさ、走行、逆流の有無を調べます。必要に応じて造影CT、下肢静脈造影検査、MRI静脈撮影、RIシンチグラフィを行います。

治療法

高位結紮術:皮膚に数cmの小さな切開を入れて(通常2か所)、逆流している静脈の元を結び切り離します。 硬化療法:硬化剤という薬剤を逆流している静脈に注入し、血管の壁と壁をくっつけるように圧迫します。完全に閉塞した静脈は次第に退縮します。

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