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白癬

症状の解説

頭から足の先まで、全身に生じます。頭ではフケのようなものがつき、脱毛が生じることがあります。体では通常、環状の形の赤い発疹が特徴的です。足白癬(みずむし)は趾間部がかさかさしたりただれたりすることが多いですが、足のうらがガサガサになり、かかとにひびわれが入ることもあります。爪は通常厚くなり、黄色、白色に変化します。

主な原因

かびの一種の水虫菌(白癬菌)の感染によって生じます。通常の足白癬は簡単にはうつりませんが、猫や犬からうつるキャニス菌や、柔道、すもうなどの格闘技でうつるトンズランス菌は非常に感染しやすい白癬菌で、それぞれ体、頭に症状が現れるので注意が必要です。

必要な検査

表面の皮膚を削って、顕微鏡で調べる苛性カリ検査法を行い、その場で診断します。また、削った皮膚を白癬菌の発育に適した培地に培養すると、詳しい原因菌の種類が判明し、苛性カリ検査法で診断のつかない場合にも診断することができます。

治療法

白癬菌をおさえる塗り薬を外用します。 爪に感染した場合や、足の裏の角質化が強い場合には、内服薬が必要です。(肝臓に負担になることがあるので定期的に血液検査を行う必要があります。また、飲み合わせの悪い薬があるので、他の病気の薬を服用していると併用できない場合があります)

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