病名 | 尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい) |
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部位 | 全身、とくに手足 |
主な症状 | 角化した隆起性病変 |
境界が明瞭で疣状に隆起した、正常皮膚色から淡褐色の発疹が手足や指趾に生じます。足の裏では魚の目状に角質化が強くなります。子供には魚の目はできませんので、そのような症状があれば、いぼと思われます。爪の周囲も好発部位です。
ヒト乳頭腫ウイルスの感染が原因です。
とくにありません。
液体窒素を用いた凍結療法を1〜3週間に1度行います。指先や手足の裏にできた場合は治りにくく、10回以上行わなければならないことも稀ではありません。難治の場合には、モノクロロ酢酸やグルタールアルデヒドといった腐蝕薬品を塗布します。CO2レーザーや大きな病変に対しては外科的治療を行います。