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瘢痕(きずあと)・瘢痕拘縮(きずのひきつれ)

症状の解説

外傷(けが)や手術の後に目立つ瘢痕(きずあと)を残すことがあります。またこの瘢痕が引きつれてくることがあり、これを瘢痕拘縮(はんこんこうしゅく)と呼びます。きずが治る早い段階で赤く盛り上がることがありますが、これを肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)と呼んで、ケロイドと区別しています。

主な原因

いろいろな外傷(けが)や手術によって瘢痕や瘢痕拘縮を生じます。

必要な検査

診察、視診、触診、可動域計測などを行います。

治療法

肥厚性瘢痕の隆起だけ改善したい場合は圧迫療法を行います。根本的治療としては、瘢痕を目立たなくするために瘢痕を切除する瘢痕切除術、瘢痕拘縮(引きつれ)を改善するためにZ形成やその他の手技による瘢痕拘縮形成術を行います。術後の傷跡や変形が目立たないように手術では形成外科的縫合法を行うだけでなく、術後は、スポンジ圧迫やテーピングの保存的治療を3ヵ月以上行って、きれいで目立ちにくいきずあとに導きます。

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