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乳房再建

症状の解説

乳房腫瘍は、一般に治療や検査のために切除術が行われます。その切除範囲は腫瘍やその進展によって異なり、乳房だけでなく大胸筋まで切除する広範切除から小さな腫瘍だけ切除する場合まで様々です。その結果、乳房に変形を来しますが、その他、術後の目立った瘢痕(きずあと)や瘢痕拘縮(引きつれ)を残したり、放射線照射後に皮膚に潰瘍を生じたりする事があります。

主な原因

乳房腫瘍による手術後や組織検査後に乳房や胸部に変形を残します。また、目立った瘢痕や放射線照射後に皮膚潰瘍を生じることがあります。

必要な検査

診察、視診、触診、画像診断(MRI検査)を行います。

治療法

乳房や胸部の残存組織によって腹直筋皮弁、広背筋皮弁、皮弁術、組織拡張器、シリコンバッグ埋入術などから最も良い方法を選択し、説明の上治療を進めます。乳輪、乳頭の再建や潰瘍、瘢痕(きずあと)にも皮弁術や遊離植皮術、形成術で治療します。最近は、腫瘍が早期に発見されたり良性腫瘍である場合は、術後変形は軽度で、遊離脂肪移植、遊離真皮脂肪移植、脂肪注入などの侵襲(いたで)の少ない手術で改善できることが多いです。

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