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胃ポリープ

症状の解説

健康診断の上部消化管造影検査や上部消化管内視鏡検査で見つかる場合が多く、ほとんど症状がありません。しかし、大きくなり出血をきたした場合のめまいや動悸などの貧血症状や食事の通過障害をきたした場合の食欲低下が起こる場合があります。

主な原因

胃ポリープとは、胃粘膜上皮が限局的に増殖し胃内腔に突出した隆起であり、通常は良性の病変を指す総称です。大部分は過形成性ポリープと胃底腺ポリープで、前者は炎症を基盤として発生し、ヘリコバクタ・ピロリ菌が関連していることも多く、後者は通常炎症のない正常粘膜から発生し、原因はいまだ不明な点が多いです。

必要な検査

X線による上部消化管造影検査と内視鏡検査(胃カメラ)があり、生検での良悪性の検査を要する場合もあります。

治療法

出血や通過障害がなく悪性所見を認めないものは経過観察が良く、増大し症状をきたしたり、がん化の可能性のある場合は内視鏡的切除術(ポリペクトミーやEMR)を行います。 病変の大きさや部位的に内視鏡的切除が困難なものは外科的手術を要する場合もあります。

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