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2型糖尿病

症状の解説

2型糖尿病の症状は気付きにくく、多少血糖値が高いくらいでは全く症状のない人がほとんどです。しかし、その程度の高血糖でも合併症は着実に発症・進行していきます。「症状がないから大丈夫」なのではなく、症状があれば血糖値はかなり高くなっているということです。高血糖がひどくなると初めて、のどが渇く、お小水が多い、トイレが近くなる、体がかゆい、できものができやすい、傷が治りにくい、だるい、疲れやすい、集中しない、眠い、お腹がすく、食べてもやせる、といった症状が現れてきます。さらに、血糖値がきわめて高い状態では、昏睡(意識障害)に陥ることがあります。

主な原因

膵臓からのインスリン分泌が低下はしているもののゼロではなく、いくらかは分泌されている型の糖尿病です。インスリン抵抗性(肝臓や筋肉細胞でのインスリンの効きが低下した状態)により、作用が不足しているケースもあります。日本では圧倒的に2型糖尿病が多く、生活習慣病と呼ばれる糖尿病はこのタイプの糖尿病です。 なぜこのようなことが起こるかは、はっきりしていません。

必要な検査

血糖値、ヘモグロビンA1c(HbA1c)、グリコアルブミン、ブドウ糖負荷検査、血中インスリンなど

治療法

糖尿病の治療は、合併症の発症・進行を予防するために高血糖を是正すること、つまり血糖コントロールがすべての基本となります。血糖コントロールの手段(治療法)は、食事療法、運動療法、薬物療法の三つが柱となります。最終的にインスリン注射治療となる場合もあります。

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