病名 | 1型糖尿病(いちがたとうにょうびょう) |
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部位 | 膵臓 |
主な症状 | 口渇、多飲、多尿、体重減少 |
急速に高血糖が起こるため、のどが渇く、お小水が多い、トイレが近くなる、だるい、疲れやすい、集中しない、眠い、食べてもやせる、といった症状が現れてきます。さらに、血糖値がきわめて高い状態では、昏睡(意識障害)に陥ることがあります。
膵臓のインスリンを作り出す細胞(β細胞)が急に破壊されてしまい、インスリン分泌がほぼゼロになってしまう型の糖尿病です。原因は自己免疫疾患(本来は体外からからだに侵入しようとする病原菌などを無力化するための免疫機能が、自分のからだに対して作用してしまう病気)が中心ですが、原因が良く分からないもの(劇症型)もあります。小児や若年層に多く発病しますが、成人になってから徐々にβ細胞が破壊されてくること(緩徐進行型)もあります。
血糖値、ヘモグロビンA1c(HbA1c)、グリコアルブミン、抗GAD抗体、尿中Cペプチドなど
基本的にインスリン注射治療になります。落ち着いたら、食事療法、運動療法も大切となります。