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慢性腎炎

症状の解説

殆ど症状がなく健康診断の際に尿の異常を指摘される場合から、手足や顔面のむくみ・全身倦怠感・尿の泡立ちや色の異常に気付かれる場合まで、症状の程度はさまざまです。

主な原因

腎臓には血液中の余分な老廃物や水分をふるいにかけ、尿にして体の外に汲みだす働きがあります。この仕組みに異常を来たすと、体に必要な血液中の赤血球やたんぱく質が尿に漏れ出したり、逆に余分な老廃物や水分が体内に蓄積してしまいます。症状の多くはこのため起きるのですが、その原因は腎臓以外にあることも、腎臓そのものにある場合もあります。

必要な検査

初めて外来を受診戴いた際には、お話を伺うとともに尿や血液の詳しい性質を検査します。超音波検査や必要に応じレントゲン写真撮影・CT検査を行い、腎臓の大きさや形、また全身の状態を検査します。病気の正確な診断や治療方針を明らかにするために、一週間程のご入院の上、ごく一部腎臓の組織を採取する、腎生検という検査をお勧めすることもあります。

治療法

安静や食事療法(減塩、カロリー・たんぱく制限)、内服薬により治療を行う場合と、これに加え、ご入院の上ステロイド剤や免疫抑制剤を使い治療を行う場合があります。病気の性質により治療の効果や副作用の程度が大きく変わりますので、個別にご説明しております。

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