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甲状腺腫(良性)

症状の解説

一般的には無症状です。前頚部の痛みを伴う場合もあります。甲状腺腫がかなり大きくなってきますと、頚部の圧迫感や呼吸困難などの症状が出現します。一般的には、甲状腺腫のサイズの変化は自覚できませんが、急速に甲状腺の腫れが大きくなる場合もあります。

主な原因

バセドウ病、慢性甲状腺では、甲状腺が全体的に腫れます。甲状腺の腫瘍による場合には、一般的には、左右のどちらか一方が腫れます。亜急性甲状腺炎という甲状腺のウイルス感染症では、甲状腺部に痛みを伴います。悪性腫瘍の場合には、甲状腺の腫れが急速に大きくなることがあります。

必要な検査

甲状腺の超音波検査を行います。悪性の腫瘍が疑われる場合には、腫瘍部に針を刺し、細胞を採取して検査します(穿刺吸引細胞診)。

治療法

甲状腺の悪性腫瘍の場合には、甲状腺の手術を行います。

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