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褐色細胞腫

症状の解説

ほとんど(約85%)の患者さんで、高血圧を認めます。発作的に血圧が高くなる場合もあります。頭痛、動悸、発汗、顔面蒼白、体重減少、起立性低血圧、体重減少などの症状を示します。血糖が高くなることもあります。狭心症によく似た胸痛を示すこともあります。

主な原因

血液中に、カテコールアミンというホルモンが過剰になることにより、症状が出現します。副腎の髄質という部分にできる、カテコールアミンを産生する腫瘍が原因です。副腎以外の部位に腫瘍ができる場合もあります。

必要な検査

血中及び尿中のカテコールアミンや、その代謝されたホルモンの濃度を測定します。 MRIやCTで副腎の腫瘍を調べます。アイソトープを用いた検査(シンチグラム)で、副腎の腫瘍が、カテコールアミンを産生していることを確認します。

治療法

カテコールアミンを過剰に産生する腫瘍が見つかれば、手術で摘出します。