病名 | 急性白血病(きゅうせいはっけつびょう) |
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部位 | 血液 |
主な症状 | 発熱、貧血症状、出血症状 |
感染症を起こしやすくなることによる発熱、貧血の症状として息切れ、立ちくらみ、動悸、頭痛など、血小板減少による止血困難、出血傾向から皮膚の紫斑・点状出血、鼻出血、歯肉出血、消化管出血、不正出血などがあります。白血病の病型によっては、リンパ節腫脹や皮疹、腰痛や下肢の痛みなどが現れることがあります。
血液検査、骨髄検査による白血病細胞の形態診断のほか、染色体・遺伝子解析による病型診断、その他の生化学検査や画像診断(レントゲン、CTなど)による合併症の検査を行います。
全身の抗がん剤投与が基本的治療となります。初回の治療を寛解導入療法(白血病細胞が形態診断として消失している状態)と呼びます。寛解が得られた後も、地固め療法(3〜4コース)を行い、微小残存病変の消失、再発抑止を目指します。各治療には約1ヶ月の入院を必要とします。