病名 | ベーチェット病(べーちぇっとびょう) |
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部位 | 全身(皮膚、眼など) |
主な症状 | ブドウ膜炎(眼痛、かすみ目)、多発する口内炎、陰部の潰瘍など |
口腔粘膜のアフタ性潰瘍、外陰部潰瘍、皮膚症状、眼症状の4つの症状を主症状とする慢性再発性の全身性炎症性疾患です。血管・消化器・神経症状がみられる人もいます。
原因解明はできていません。中近東や地中海沿岸、中国、韓国、日本に患者が多いことからシルクロード病ともいわれています。遺伝的な要因に何らかの外的要素が関与し白血球の異常をきたす可能性が疑われています。
血液検査など。各種症状により画像検査や生理検査なども行います。ブドウ膜炎を伴う場合には眼科的な検査が、消化管症状を伴う場合は消化管の内視鏡検査が必要となります。
それぞれの症状にあった治療を選択しますが、ステロイド薬や免疫抑制剤が使用される場合があります。 重篤なブドウ膜炎の場合は、生物学的製剤を使用した治療も行われます。