病名 | 成人発症スティル病(せいじんはっしょうすてぃるびょう) |
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部位 | 全身(関節、皮膚、肝臓など) |
主な症状 | 発熱、関節痛など |
スティル病はそもそも関節炎に発熱リンパ節腫脹などの全身症状をきたす小児疾患ですが、同様の症状が成人にもみられる疾患です。発熱、関節症状、皮疹が主体ですが、肝機能異常なども合併することもあります。 まれに血球貪食症候群とよばれる症状を合併し、血球(白血球、赤血球、血小板)が減少します。
原因解明はできていませんが、ウィルス感染などが引き金となり免疫異常が誘発されて発症するのではないかと考えられています。
血液検査などを行います。症状に応じ生理検査や画像検査を施行します。血球貪食症候群の合併が疑われた場合には、骨髄検査が必要な場合もあります。
非ステロイド性消炎鎮痛剤やステロイド療法が基本となりますが、経過により免疫抑制剤が必要になる場合もあります。