病名 | 気管支喘息(きかんしぜんそく) |
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部位 | 気管支、肺 |
主な症状 | 喘鳴、呼吸困難、咳嗽など |
発作のない時には全く症状がないか、軽い咳程度のことがほとんどです。発作の時は喘鳴(ゼーゼー)や呼吸困難、強い咳が出現します。
気管支喘息はアレルギー疾患であり、ほとんどの場合アレルギーが基礎にあります。そこに、アレルギーを引き起こす物質(アレルゲン)を吸い込んだりすると発作が出ます。 寒冷、乾燥、激しい運動、飲酒などが増悪因子なので、気管支喘息の方は避けた方が良いでしょう。
胸部レントゲンや胸部CTでは異常を認めません。発作時の胸の音や、呼吸機能検査などから判断します。場合によっては、わざとアレルゲンを吸入して発作を引き起こす、「誘発試験」をすることもあります。
治療の原則は吸入ステロイドです。吸入ステロイドは妊婦での安全性も確認されている安全性の高いお薬で、小児から高齢者まで使用できます。これに気管支拡張剤や抗アレルギー剤などを組み合わせて治療します。